平成二十二年の椿まつり期間中に投句された作品です。
 

◆俳  句◆
咲き分けて 岩根絞りの 紅冴えて 詠み人知らず
落椿 今もあんこの 御神火節 能勢 京子
色に酔い 姿に酔ふて 椿かな 徳永 桂子
寒空に 故郷にほう 椿かな 薬師神弱虫
めづらしや 黄の椿なり 大島に 佐藤 雅子
なつかしや やぶ椿とふ 名票に 佐藤 雅子
とちおとめ あんこ娘と かんちがい 佐藤 やよい
春の時化 岬にカモメ 声もして 林 ちぐさ
春の霧 向うは千葉県 あたりかな 林 ちぐさ
野も山も 三原おろしの 雪化粧 井澤 喜久代
溶岩(らば)原に 芽吹き急ぎぬ 島日和 高岡 恵子
雪みちに 顔をのぞかす ふきのとう 井澤 喜久代
花太鼓 春嵐(あらし)もつられ 綾を見し
島リスに ふれて椿の 花散りぬ 櫻井 利子
はるばると 大島椿 めにしたり 大田 孝子
大島の 椿祭や 老姉妹 園山 安代
花椿 乙女ごころは 永久に持つ 早川 和男
清らかに 大島桜 咲き揃ふ 早川 和男
春だなと 椿の花を 手にとった ヤマト
 

◆短  歌◆
散りゆかむ 椿花ぶさ 地に敷きて
             雪国馳せ来し 我を嘆かす
斉藤 秀穂

◆その他◆
あんこ衣装の我が妻にほれなおしたよ椿園 イシハラ
 

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